人は記憶する術を持っている。 特に、鮮烈な思い出は頭に残る。 しかし時たま、記憶が記憶を押しつぶす、いわば記憶喪失に似たものになる時があるのだ。 それはまるで記憶から自分を守る、一種の防衛反応のように。 >>>アンニージア