2. 脳裏に浮かぶ 知り合い。 親しい人。 インタビューを受ければ必ず聞かれるそれ。 今回は太一くんが出てる某番組のお笑い芸人二人組のまた違う番組に出演してて。 ええ子やんなぁイノッチは、なんて言われて満更でもなく笑ってた。 片割れとは何度か食事に行ったことがあって、自然とそれがネタになる。 太一くんと一緒に、と言われて薄っすらと思い出した。 事務所の中で他に仲良い人おるんか?と聞かれて。 最初に脳裏に浮かんだのが、悪友だった。 待て俺。 他に誰か意外な人言おうぜ。 っていうかもしアイツが見てたら両手叩いて喜ぶじゃん。 すっげーヤダ。 いるじゃん。 ほら、長瀬とかぐっさんとか。 って何でトキオメンバーの名前しか出ないんだ。 何焦ってんだ。 落ち着け。 こんな時こそボキャブラリーの豊富さを。 諭すように言い聞かせるも、口からはするり、と。 「あー・・・・・・松岡」 言っちゃったよああもう俺の馬鹿!阿呆!! パッと浮かぶ友達が松岡しかいないなんてデマが流されたらどうすんだ!! 頭の中では既に勝ち誇ったような表情の松岡がニヤニヤ意地悪い笑みを浮かべている。 俺くらいになるとね、脳裏にしっかりと焼き付いちゃってるわけよ!と台詞付きで。 いーーーーーーーーーーやーーーーーーーーーー!!!!(涙目) 「松岡くんとはよく喧嘩してたらしいねぇ」 背の高い方のそんな言葉に我に返る。 こうなったらいいだけ悪口言って帰ってやろう。 あのネタ、松岡が馬鹿だからこの際大々的に電波に流してやる。 「そうなんですよー!」 意気込んで話し出すと口が回る回る。 ばっかお前余計なこと言うんじゃねぇよ!と慌てる松岡を想像すると、笑えて。 ざまあみろ悪友、と心の中でそう毒づいた。 ・・・最終的に俺たちの喧嘩はくだらないっていう感じでシメになっちゃったのが唯一の心残りだったわけだけど。 >悪友の名前お題その2。某99さんの番組出演時にて。 |