15:うるさいな





いつもいつも口五月蝿い昌行くん。
今日も快彦と剛と健はしっかりと絞られ、部屋に篭ってブツブツ言い合いをしている。





「昌行くんってうるさいよなー」
「ホントだよね」
「あそこまで心配しなくてもいいのにって思う」
「お父さんの領域越して、ただの親馬鹿だよねー」
「親馬鹿っていうか、兄弟馬鹿?」
「うっひゃっひゃ、言えてる」
「『カバンはココに置かないで自分の部屋に置け!』」
「きゃははは!快兄似てるー!」
「そうそうそう。『手洗ってからおやつ食え!』とかな」
「『服は脱いだら洗濯機!』」
「『食いもんは綺麗に食べろ!』」
「『遊んでばっかいないで勉強しろ!』」
「『遅くなる時は連絡しろ!』」
「『冷たいもの食ってばっかだと腹壊すぞ!』」
「『風邪引くからあったかくしろよ!』」







「・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・・・・」







「昌行くん、俺たちのこと心配してくれてんだよな」
「・・・うん」
「感謝、しないとな」
「・・・そうだね」








「・・・・・・・剛、健」
「・・・・・・・うん」
















































































































「「昌兄ーーーっ!!」」
「まーくーんっ!!」
「おふっ!・・・なぁにやってんだよお前ら」
兄弟たちに抱きつかれ、呆れたように昌行が尋ねる。
双子と快彦は満面の笑みでこう言った。




「「「大好き!!」」」




>口煩さは兄弟を思う気持ちの表れ。



2006.8.17