01:おはよう
「おっはよーごっざいまーす!!あっさでーす!!」
やけにテンションの高い声が子ども部屋中に響く。
快彦はまだ眠りに落ちている兄弟の耳に口を近づけ、それぞれに朝!と叫んだ。
「うるっせーなー!」
片耳を塞いで飛び起きた剛が怒鳴る。
健に至っては傍にいる快彦を確認した瞬間、横っ面を枕でぶっ叩いた。
「痛っ!な、なにすんの健ちゃんっ」
「毎朝毎朝ウザいからやめてよね!」
「ウザいって・・・ひっどくなーい?ねぇ、剛ちゃん??」
「いんや、ウザいもんはウザい」
涙目で剛を味方につけようと試みるが、あえなく失敗する。
「うわ、俺だって傷つくんだぞー!」
「それならもっと普通の起こし方してよ。優しく揺すって起こすとかさ。そんなのもわかんないなんて馬鹿じゃないの。剛、行こ」
「おう」
快彦の必死のアピールも空しく、スタスタと無常にも双子は部屋を出て行ってしまった。
「健ちゃんに馬鹿って言われた・・・・!」
子どものように快彦がうるうる瞳を潤ませていると。
くいくい、と服の裾を引っ張られる感触がして。
振り向くとそこには准一がいた。
「准ちゃん・・・」
「よしくん、おはよぉ。いっつもおこしてくれてありがとな」
まだ寝ぼけ眼の准一が半覚醒状態で言ったその一言に。
快彦は感動して彼をぎゅむっと抱きしめた。
「准ちゃんってば、優しいvv」
>さすがに朝からのハイテンションはちょっとウザ(爆)
2006.8.12